避暑の釣り、猛暑の影響がこんなところに。

8月29日(火) 小渓流

 

 午前中に用事を済ませて、午後は避暑の釣りとする。

山岳渓流は時間的に無理なので、こうい時は車から直ぐに入渓できて、日に照らされない 森の中を流れる渓流がいい。

 

 道中の気温は35℃。

もう9月が目前なのに、いつになったらこの猛暑が終わるのだろうか。

 

 目的の渓に到着。

早速、釣り支度をして流れに向かって斜面を駆け降りた。

 流れは思っていたよりも冷たい。 はあ~

減水のため、いつもよりポイントが限られているけれど、こういう時こそ ゆっくりと丁寧にピンスポットにフライを入れて行こう。

 

 早速、白泡の切れ目でフライが吸い込まれた。

23cmくらいかな。コンディションは悪くなさそうだ。

 夏の小渓流には付き物ののアブやクモの巣も無くて至って快適。

時々、上流の森で冷された空気が降りて来て、ほてった身体を癒す。

 

 流れの早いポイントで22cm程の岩魚を2匹追加。

順調に釣り上がる。

 

 目の前に水深のある淵が現れた。

ここには大物が入っているような気がする。

先ずは遠くからアプローチ。

慎重に一歩づつにじり寄り、徐々にフライを奥に落とす。

その時、右足に違和感が。

 

 えっ、 

緊急事態発生!

しばし呆然・・・

 先週の釣行後、このシューズを軒下に一週間吊るしっぱなしにしていた。

(時間帯によっては直射日光が当たる場所)

きっと、これが原因。 熱で接着剤が弱ったのだろう。

猛暑の影響がこんなところに。

 

 さあ、どうしようか・・・

ここまで来て釣りを止めたくないし。

どうにか出来ないか持ち物を探る。

 

予備の新品リーダー。

だが、次のポイントに行き着く前に脱落してしまった(泣)

 

 次の策。

 くるぶしから上の靴紐を解いて巻き付けてみた。

ちょっとはマシかな?

 

  こんな事態の時に、追い打ちを掛けるかのように大粒の雨が降り出した。

靴紐で細工している時は透明だった水面が、一瞬にして擦りガラスの様に霞んだ。

 今この地域に危険な雨雲は無いはず。

なので、この雨雲が通り過ぎるまで少し待つことにしよう。

きっと、この雨の後は岩魚の活性が上がるはずだからね。

大きな老木の下で、ひとり 足元を見ながら雨雲の通り過ぎるのを待った。

 

 辺りが明るくなり始めた。

さてと。そろそろ行くかな。

 

やっぱり岩魚の活性が上がった。

いきなり、サイズアップ!

#2 7’3’’の自作ロッドをぐいぐい曲げた岩魚。

 この調子でドンドン行こう。

とっ、その時、今度は左足が!

 結局、こうなっちゃいました!(泣・泣)

 

 上流に魅力的なポイントが見える。

取り敢えず、あそこまで歩いてみるかな。

 

やっぱり釣れたよ。(泣笑)

でも、この状態では完全に戦意喪失。

フェルトが完全に脱落したら、帰りが更に危険になるので、今日は泣く泣くここまでとする。

あ~あ、このポイントも釣りたかったよ~~・・・

では。