歳を感じた渓流釣行

6月17日(水) 阿賀野川水系の大渓流

 

  フライフィッシングを始めて間もない時から いつかは釣りに入ってみたいと思っていた阿賀野川水系の大渓流があった。

その渓流は林道から見下ろすと、魚がたくさん居そうな雰囲気はあるけれど、渓谷が深くて入渓出来そうなポイントが無いのが欠点だった。

今までも、入渓出来そうな場所を探しに何度か行ってはいたが、その様な場所を見つけられず、還暦を過ぎてしまった今はもう実釣を諦めていた。

 しかし、昨年からバイク釣行を同行するようになったスーパーカブライダーのK君から先日その渓の話が出る。

彼も私と同じく入渓を断念したそうだ。

じゃあ今度、その渓にトライしてみようということになったのだ。

 

6月も中旬になり、その渓もそろそろ遡行に支障無い程度に減水しているはず。

K君とは途中の道の駅で合流して目的の渓へ向かった。

 

 しばらく国道を走り、渓へ向かう林道に入る。

過去の記憶で、一番 川へアクセスが出来そうな場所にバイクを停めた。

林道から流れを見下ろす。

やっぱり、一人でここから入渓しようとは到底思わない崖の高さだ。

けれど、二人で行動するとなると急に気が大きくなるよね。

さあ、行こう!

 

7~8m程のほぼ垂直の岩盤をロープを使って降りる。

じゃあ、俺から行くよ。(K君に対して先輩ぶる)

こんな事をするのは20歳台の時以来だ。

 

 ロープにぶら下がった瞬間、ロープを握る握力が足りない。

体重は昔から変化していないのに、体重を支えられず ズリ落ちそうだ‼

冷や汗をかきながらも何とか無事着底した。

頭上にいるK君に「来ていいよ」と合図を送る。

私より4歳若いK君も何とか着底。

 

 深い渓谷の底まで朝日が差し込んでいる。

減水によって流れも穏やかでとても快適だ。

 

 思っていた通り、アベレージサイズが他の渓流とは全然違う。

渓流で久し振りに ぶっとい岩魚を手にした。

K君も岩魚の自己記録更新でご満悦だ。



 さてと、降りて来たあの岩盤を今度は登れるだろうか?

(何とか帰還しました)

 

では。

 

糸魚川の渓を巡る2日間

5月25日(月)~26日(火) 糸魚川の調査釣行

 

 フライフィッシングはドライから始めたわけだが、当時はとにかく魚を釣りたくて県内外のあらゆる方面に魚を求めて遠征に出ていた。

糸魚川地域もその一つ。海に直接注ぐ中規模河川が幾つも在り、その上流には魚がたくさん居そうな渓流が地図上で読み取れたからだ。

 

 当時何度か行ってはみたものの、地形や地質的な事から どの河川も尋常でない程の数の砂防ダムが細かく川を分断しており、釣り上がりは難しい場所だという印象を持った。なので、自分なりに魚がいるのか否なかを見極めることが出来ないまま、それ以降この方面の釣行は考えないようになっていたのである。

しかし、近年 バイクで渓流の探索をするようになってから、2、3カ所か良さそうな渓を見つけ、いつかはこの渓でロッドを振りたいと思った。

いつまでも実釣を先延ばしにしていると、永遠にその機会を失う事になるので、今回 2日かけてその渓を実釣することにする。

 

 朝の渋滞を避けて5時に出発。海岸線を走り9時に糸魚川市に入った。(糸魚川は県内とは思えないほど遠い)

国道148号を境に今日は新潟側、明日は富山側と改めて河川を一つ一つ巡りながら目的の渓に入りロッドを振る。

 

 最初の河川の下流部に到着。

‼ 増水してすごく濁っている。

雪代はとっくに終わていると思っていたのにな。

濁りは上流で工事でもしているせいか?

 

 車を上流に走らせた。

途中の細い支流(沢)もやはり水量が多い状況だ。

 

 いつ見ても砂防ダムの数が尋常でないほど多い。

 この砂防ダムの上は工事のため通行止めとなっていた。

まだ砂防ダムを建設しているのか?

 

 一旦降りて目的の渓に到着。

 この渓も水量は多い、若干の濁りもある。

でも、釣りには支障無い程度でほっとした。

 

 入渓地点で水に入った瞬間 いいサイズの魚影が走った。

期待できそう‼

 

 木漏れ日が落ち込みの白泡を輝かせている。

こんな場所で魚が出たら最高なのだが・・・

 狙い通りの位置にフライが着水。いい感じにドリフト。

出ない・・・

 

 次のポイントもいい感じ。

出ない・・・

結局、最初に魚影を見ただけで、それ以降 魚の気配は無かった。

 

この後、キャンプの準備があるので、深追いせずにこの辺りで引き返そう。

 

 無料キャンプ場は貸し切り。(協力金として300円集金箱に投入した)

一番良い場所にテントを張って、車で3分の温泉で汗を流す。

 今日は釣果が無かったけれど、この雰囲気でキャンプできるなら満足。

 

 2日目。

糸魚川といえばヒスイ。

一応、ヒスイ峡へ行ってみる。(観光気分)

 

 途中の峠から見える明星山と高浪の池。

約20年振りかな。


高浪の池の畔は、キレイに整備されたキャンプ場になっていた。

料金はフリーサイトで3500円かぁ~。(高っ!)

こんな高級なキャンプ場にいつか泊まってみたいね。(私は野営派)

 

 ヒスイ峡に到着。

有名観光地のはずだけれど、平日のせいか売店なども閉まっていて人は皆無。

駐車場に車は1台も無かった。

ヒスイ峡から小滝川に沿って上流へ。

ここも増水と濁りで、釣りシーズンには未だ早い状況。

 

 一旦、国道まで戻り予定していた渓に入る。

 この渓は減水。

気温も高くて入渓した時点で汗だくになった。

 

 いいポイントが連続しているけど、魚の気配が未だ無い。

魚はもっと上流に遡ったのだろうか?

 2時間ほど遡行したけれど、小さな魚影がちらほら見えるだけで、フライに全く反応しない。

フライの選択が全く違う?

糸魚川の魚は、何か特別な技術が必要?

 

 今回の釣行で思った事は、

・河川によって季節感(水量、水温)が大きく異なる。

・ほとんどの河川の上流域で工事をしていて その影響(濁りと泥の流出)がある。

・水生昆虫が少ない。

 

 今までのバイクによる渓流探索で目を付けていた渓は、渓相はとても良かったけれど、釣果ゼロという結果になってしまいました。

ちょっと、季節的に早かった印象。

次に行く機会があれば、6月中旬かな。

この2日間で、また良さそうな渓と無料キャンプ場を見つけましたよ。

 

では。

神秘的な渓

5月13日(水) 阿賀野川水系の源流

 

 昨日は一日中 本流でダブルハンドロッドを振ったけれど、全く気配が無かった。

その疲労が抜けていない重い体で早朝 シルクロードを小屋から出す。

 

 今日は以前から、いつかは実釣したいと想っていた阿賀野川水系の奥深い渓へ行く。

この渓の雪代が終わるのは、阿賀野川水系の中でも最後の方で、遡行できる水量になる時を待っていたのだ。

 

 大半の釣人は、阿賀野川の支流であるこの有名な大渓流の上流で竿を出すのだけれど、私の目的地は、そこに行く途中で反対方向に分岐した細い林道の奥に在る。

 

 車が通った形跡が無い廃道の様な林道をほぼ1速で慎重に登る。

所々 路肩が崩れいて怖い。

車だったら、来ようとは思わない場所だ。

 

 林道もこの辺りで登山道の様になったので、バイクを降りて釣り支度をした。

 8:30 入渓。

思った通り、ベストコンディション!

 

 徐々に源流の様相となってきた。

 昨夜の小雨の影響で水温が低いせいか、姿は見せるがフライを咥えない魚が多い。

でも、数は少ないけれどサイズは云うことなし。

 14:00  渓は一層険しくなる。

変化に富み源流の雰囲気が唯々清々しい。

 

 14:00  遠くに大きな滝が見えた。

きっと魚留で滝壺には大岩魚が潜んでいるはず。

 

 と、その時、足元の大きな岩の上に長くて黒いヤマカガシがトグロを巻いている。(ビックリ)

視線が滝にいっているので、うっかり踏むところだった。

一息呑んで5、6歩踏み出すと、今度は色の薄い白味かかったヤマカガシが!

渓流の岩の上でトグロを巻くヤマカガシを見るのは初めてだ。

それも黒と白の2匹。

 

 鳥肌が治まるのを待っていると、今まで木々の間から見えていた青空が一転、ドロドロと雨雲が出て来て、あっという間に雨が降り出した。

これ何・・・・・。

 

 ここまで来たら、当然あの滝壺にフライを投げ入れ、魚が居るか否なか見極めなければ戻れない。

更に滝に近づくとまたいた‼

今度は怪しい黄土色のいままで見たこともないドでかいカエルだ‼

 さすがに、ここまで不思議な事が重なると何かを感じる。

ヘビとカエルが睨みを効かせているあの滝にはもう近づけない。

無理矢理 滝壺にフライを入れたらきっと何か悪い事が起こるかもしれない。

迷信など全く気にしない私でも さすがに足が止まった。

 

 滝に背を向けて少し戻ると、雨雲は消え また晴天になった。

1.5時間ほど渓流を下り、無事にバイクまで戻る。

 

 果たして、あの滝には何が居るのだろうか・・・・・

 

では。

 

 

 

 

 

 

 

GW後のゆったりツーリング

5月7日(火) 柳津昭和線-矢の原湿原

 

 今日はGWの代休。

仕事疲れの心身を新緑で癒したい。

こういう時にいつも思い浮かぶ路がある。

それは、柳津から福島県昭和村を結ぶ県道32号 柳津昭和線だ。

見所など何もない路だけれど、交通量が少ない割に良い道路で、変化に富んでいて走っていると とにかく気持ち良い。

連なる山々、渓流、昔造りの農家の集落・・・

 

 私はこの路に来ると時間がゆったり流れる気がして心が落ち着く。

昔はオンロードバイクで飛ばして爽快感を楽しんでいたけれど、今は少しでも長くこの時間を楽しむため、4速(50km/h以下)でトコトコ走るようになった。

 道端が色鮮やか!

走っていると、いろいろな花の匂いがする。

 

 昭和村に入る。

今日ははじめから 「道の駅 からむし織の里しょうわ」 で蕎麦を食べることにしていた。

 

 蕎麦を食べてベンチで休憩。

広場の芝生にはムクドリのつがいが仲良く草の種を食み、建物の周りには営巣場所を探すツバメが可愛い声で鳴きながら舞う。

GWの終わった山間の道の駅、人もまばらな昼下がり、なんてのどかなことか。

 

 そろそろ矢の原湿原を覗きに行くかな。

 

 標高が少し高いせいで、高木は芽が出始めたばかり。

湿原は雪が消えて間もないようで、まだ冬枯れていた。

 

 道端にVストロームを停めてエンジンを切ると、渓流によくいるカエル(何カエル?)がたくさん鳴いている。

この辺りはあちらこちらに湧き水があるので、たくさんカエルが居るのだろう。

  観光地とは言えない小さな湿原、誰も来る様子がないので、道端に椅子を出してカエルの声を聴きながらコーヒーを淹れる。

上空にはノスリが翼をいっぱいに拡げて円を描いていた。

はぁ~ 最高。

 

では。

 

春の活性スイッチ

4月20日(月) 渓流

 

 渓魚が長い冬を越し、春になって本格的な活性スイッチが入る瞬間と、ある植物のある状態が同期している事を私はこれまでの経験で掴んでいる。(と思っている)

毎年、この時にあの渓へ行けば いい思いができる事は分かっていたけれど、それでも近年はずっと本流に通い詰めてきた。

しかし、今年は渓流熱が再燃しているので、その瞬間を今か今かと待っていたのだ。

そして、ついに今日、その標が認められた。

 

 渓を渡る風が暖かい。

幾重にも重なるたくさんの野鳥のさえずり。

山を見上げると、新芽が成す黄緑色のモザイクが日光を浴びて輝いていた。

 

 入渓から2時間、全く反応無し。

???・・・ タイミングを見誤ったか?

近年の異常気象で、私が掴んだその指標が今は通用しなくなったのか?

 

 11時を少し過ぎた時、小さな淵から突然 大きな魚影がフライを咥えた。

 これでボウズは ま逃れた。

今日はこれで終わりかな?

 

 フライを乾かし次のポイントへ。

また良型。

 立て続けにまた出た!

!!!。

今まで魚の反応が全く無かったけれど、正にこの瞬間に魚の活性スイッチが入ったのだ。

 同じポイントで今度は山女魚も。

 もう、次から次えと、岩魚と山女魚でお祭り騒ぎとなった。

一つのポイントから2、3匹 良型が出てくる。

 

 久し振りに時間を忘れてドライフライに集中した。

入渓から7時間遡行する。

数えきれないほどの岩魚、山女魚と出会う事が出来た。

 

 これで、この渓は今年 クローズとしよう。

皆を騒がせてしまってごめんなさい。

お邪魔しました。

 

この渓がこれからも人知れずひっそりと在り続けて欲しいと心から願う。

 

では。

春ののんびりツーリング

4月17日(金) 加茂-山古志-川口-小千谷

 

 こんなに晴天だと釣りに行っても釣果は期待できないので、今日はVストロームに乗ってのんびりとツーリングがしたい気分。

車検と同時に交換したフロントのブリジストン バトラックスAT41の感触も確かめたいし。(リアは昨年既にAT41に交換してある)

 

 私の春ツーリングの定番、加茂川の上流へ。

空の青、桜のピンク、新芽の黄緑、湖のエメラルドグリーンが心を洗う。

大きく深呼吸!

 

 

 加茂から栃尾、栃尾から山古志へ。

この経路は、国道290号、国道352号で行くのが一般的と思うけれど、私の場合は敢えて誰も走らない山中の路を走る。

まだ雪の残るつづら折りの山道。

こんな道を3速か4速で景色を見ながらトコトコ走るのが一番好きだ。

 山古志から降りる途中、昼食場所を探して脇道に入ったらこんな場所があった。

桜の花びらが敷かれたピンクのカーペット。誰も通った形跡が無い。

 

 気になっていた川口の渓を探索。

そしたら、のんびりするには最適な場所を発見。

春の陽気の中、草の上でしばしウトウト。

だいぶのんびりしたので、そろそろ新潟に向かって走ろうかな。

 

 明後日(19日)、小千谷でブルーインパルスの展示飛行が行われるとのこと。

今日はテスト飛行だね。

 

 春の陽気の中を走るのんびりツーリング、爽やかで気持ち良かったな。

 

あっそうだ。タイヤの感触ですが、従来のA41とハンドリング、乗り心地とも全く違いを感じませんでした。勿論グリップ力も不安無しです。

 

では。

シルクロードで早春の渓流開拓(その②)

4月8日(水) 阿賀野川水系の渓流開拓 (3月27日の続き)

 

 前回、調査釣行をした渓流が有望だったので、その後 地形図や航空写真を丹念に見直していたら、前回退渓した地点から3Km程先に砂防ダムが有ることが分かった。

kazemoriharumiti.hatenablog.com

 前回の釣行では、山女魚ばかりで岩魚の姿が無かったけれど、この渓の上流には絶対岩魚がいると確信していた。

なので、前回退渓した地点から砂防ダムの区間(約3Km)と、更にその先の様子が気になってしかたがなかった。

これは、スパーカブライダーのK君も同じだったようで、休日が合致する今日の行先がこの渓になったことは当然のことだった。

 

 前回残雪で行き止まりだった場所には もうその形跡は何も無い。

バイクならではの機動力で落ち葉で埋め尽くされた林道を上流に向かう。

前回退渓した場所はこの辺りだったかな。

 

入渓。

 

 二つ目のポイントでK君がロングキャスト!

いい所に着水したと思ったら、直ぐにロッドが大きく曲がった。

なかなか寄って来ない。いいサイズだ!

キャッチしたのは25~26cmの岩魚だ。

背は青味があり、腹は赤味があるオレンジ、すごくコントラストの強い体色。

こんな雅な岩魚は今まで見た記憶が無い。

 

 さい先の良いスタートだ、今日は時間がたっぷりあるのでドンドン行こう!

 次に私にも岩魚。

 私の釣った岩魚は普通の体色。

居付いているポイントの環境のせいで体色がここまで違うのか?

それとも、血筋が違うのか? (その原因は分かりません)

 

 昼を過ぎたところで、目標の砂防ダムが見えて来た。

ダム上のプールを眺める。

 幹が白色化した水没林が幻想的な雰囲気を醸し出す。

自宅から1時間圏内の場所、村道からは三面護岸の用水路にしか見えない川の上流にこんな場所が有るとは驚きである。

 

 更に上流へ・・・

 

 9時に入渓して、今は16時、既に7時間遡行した。

微かなに膨らんだ新芽を持つ低木が川幅を狭くする。

渓流釣りを始めて未だ2年目のK君がキャスティングに苦労している。

そろそろ、退渓しよう!

 

 今回の釣行で、この渓流のほぼ全域を実釣することが出来た。

山女魚、岩魚にたくさん出会えた。

これで、この渓の調査釣行は一段落とする。

これからの季節は、流れを覆う鬱蒼とした木々に守れれながら、人知れず渓魚を育んでいって欲しいと思う。

また来年の春に来ます!

 

 あっ! シルクロードの写真を撮るのを忘れてたよ。

阿賀野川の土手を降りる前に記念撮影。

今日はお疲れ様!

 

では。