ラビットゾンカー

12月25日(月) ラビットゾンカーのタイイング

 

 先ずは早春の本流でメインに使うラビットゾンカーを確保しておきたい。

目標は35本です。

 

 バリエーションはこんな感じです。

 何とかここまで巻き溜めました。

 今日はさらに巻きます。

先ずはいつもの下ごしらえから。

 スカルピンの減水時用です。

 ストリーマーは色々気を使って巻かなければならないので時間が掛かります。

相当な時間と費用を掛けて巻いたこのフライ達も、解禁からゴールデンウィーク頃までに全部無くなってしまう。

今冬もまた、幻の魚に出会う事を想像しながら せっせと巻きます。

 

数本しか巻いていないのに もう夕方になってしまいました。

今日はここまで。

では。

カセットテープを聴きながらタイイングを始める。

12月12日(火) フライタイイング

 

  前回の休日で何とか2台のバイクを冬眠させる事が出来ました。

今度は、年末に向けた家事(大掃除など)をしなければなりませんが、今一つその気になれません。

かといって屋外活動ができるような空模様でもないし。

久し振りに作業部屋の椅子にどっぷり腰掛け、今日の作業を考えます。

 

 そうだ、以前からこの冬にやろうと思っていた事がありました。

それは、私が小学生時代から取り溜めたカセットテープ(音楽)を聴く事。

 50年近く前のテープが再生できるかどうか判らないので、ダメ元で5千円程のラジカセ(新品)を数か月前に買っておいたのです。

 

 実家を出てから一度も再生したことの無い約450本のカセットテープを物置からほじくり出します。

カセットテープの各ケースには少年が丁寧に書いたインデックスが入っています。(懐かしい)

初期は、FMラジオの音楽番組を録音したノーマルテープ。

後期は、レンタルCDをダビングしたハイポジ(CrO2)テープです。

 

 いきなり初期のものを再生して、伸びたテープがラジカセに絡みつくのも嫌なので、先ずは最後期のハイポジCrO2テープから再生してみます。

 5千円程のラジカセなので、勿論音質はそれなりですが、取り敢えずちゃんと再生しました。

この調子で、後期のものから徐々に遡って聴いていく事にしましょう。

 

 テープを再生すると、一瞬にしてその頃の事が蘇って来ます。

テレビで見る懐メロとは また違った雰囲気が楽しい。

この調子で、この冬はカセットテープを聴きながらタイイングをする事にします。

(どこまで再生できるか分かりませんが)

 

 早速、先ずは下ごしらえ。

いつも通り、ラビットスキンを小魚をイメージしながらむしります。

いつもなら、4、5本分もむしると飽きてくるけれど、今日はカセットテープの音楽のおかげで7本分も むしっちゃっいました。

この調子でいきましょう。

 

 なかなか良い感じにむしれました。

もう私には小魚に見えています。

 フックは廃版となっているTMC700 #4にします。

定番パターンなので、1本づつ完成させずに、7本同時に工程を進めて行きます。

 今日はここまで。

ヘッドの部分を未だ仕上げていません。

続きは後日にします。

 この冬は楽しくタイイングができるかな?

ラジカセ壊れないでくれ!

では。

 

今シーズンの走り収め

11月22日(水) 道院高原

 

 久し振りにバイクに乗れる晴の休日です。

遠くに見える飯豊山の頂は既に真っ白。

ツーリングができるのは今シーズン最後になるでしょう。

 

 本当はシルクロードで落葉が積もった林道を走りたいけど、既に冬眠前のメンテナンスで一部分解してあるので、今日はVストロームで出るしかありません。

 

 この時期は日暮れが早いので、暗くなる前に帰宅できる片道2時間半圏内で と思いながら、まだ行先が決まりません。

ウ~ン。何処に行こうかな。

地図上で行った事のない場所を探します。

 

 もう朝の8時を過ぎてしまいました。

 しかたがないので、晩秋には行った記憶が無い場所にします。

栃尾の道院高原です。

 

 いつも通り阿賀野川の土手を走る。

昔は この広大な河川敷は一面ススキの穂で白くなっていたと記憶しているけど、今はセイタカアワダチソウの勢力に圧されてだいぶ減ってしまった。

セイタカアワダチソウの鮮やかな黄色がキレイという人もいるけれど、私はやっぱり日光で白銀に輝くススキの方がいい。

 

 加茂の辺りまで来る頃には だいぶ日も高くなり、照らされた肩の辺りが暖かくなった。

路脇の湿ったススキからは湯気が出ている。

 

 加茂から下田に向かう国道290号は、数えきれないほど走っているけれど、今だに「ヒメサユリ森林公園」に寄ったことが無かった。

ちょうど良い機会なので、寄り道して行くことにする。

 

 国道から外れて公園に向かう途中は紅葉がピーク。

その他の場所はとっくに終わっているから、ちょっと得した気分。

 公園に到着。

バイクを降りて軽く散策。

場内は整備されたキャンプ場という感じの公園だった。

ヒメサユリの時期はどんな様子になるのかな?

 

 再度 国道290号に戻り、栃尾を通過。

刈谷田ダムから道院高原に入ろうと思っていたのに、ダムで通行止めを喰らう。

Uターンして栃尾から出直しだ。

 

 道院高原に到着。

快晴無風の最高の天気です。

 

さあ、昼食の場所を探しましょう。

いい場所がありましたよ!

特等席にシートを敷いてと・・・

冷凍チャンポン麺とデザートのアップルパイです。

 今はこんなにのどかな雰囲気だけれど、つい先日の悪天候の時は、とても居られる状態ではないんだろうな。

やっぱり晴はいい!

 

 ゆっくり昼食を済ませて記念撮影。

 

 今年は、2泊3日のツーリングを2回(飛騨高山と東北八幡平)出来たし、何より転倒でバイクや身体を傷付ける事が無かったので満足できる良いシーズンだった。

(異常に暑かったけどね)

 

 来春は先ず車検だね。

来年も色んな所に連れてってくれよ。

では。

一日中 バイク磨き

11月18日(土) バイク磨き

 

 今日は雷雨にアラレ混じりの最悪の天候。

またバイクに乗れない休日が続く。

 

 この時期、落葉で埋め尽くさられた静かな林道をシルクロードで走るのを楽しみにしているのですが、どうやら今年はそれが出来そうにありません。

しかたなく今日はシルクロードの冬眠の準備をすることにします。

kazemoriharumiti.hatenablog.com

 

 外は酷く荒ているので、物干し小屋の中で作業することにします。

吊るされて間もない洗濯物を奥様の許可を得て取り込んだ後、シルクロードを入れました。

 

 先ず、久し振りにタンクを外す。

 タンクを外すとキャブレターが見えます。

アクセルやチョーク等、ワイヤーが接続された可動部が露わです。

しばらく、この部位の手入れをしていなかったので、防錆油を塗布して綿棒で数年分の汚れを拭います。

キャブレター周辺だけで1時間を費やしました。

  次はエンジン。

冷却フィンを一枚一枚丁寧に擦ります。

この作業だけで2時間費やしました。

こんな作業は、今日のような日でないと やる気になれません。

 次はスポークも一本一本 コンパウンドで磨きます。

前後のホイールで、これも2時間。

 

 朝からここまでで既に5時間作業していますが、少しづつキレイになっていくシルクロードを見ていると、もう止められません。

 

 どうですか。この輝き!

42年前のバイクがこの状態になるとワクワクしてきます。

 結局、今日は朝から7時間半 磨きましたが、考えていた事の6割程度の事しか出来ませんでした。

この続きはまた今度にしましょう。

では。

キャスティング練習

10月23日(月) 五十嵐川

 

 スペイキャスティングにおいて、ウォーターボーンアンカー(ラインを水面に折りたたんで置く)に苦手意識があった。

 数日前に何気なく見ていたYouTubeで、私が今まで全く意識していなかった事を言っていた人がいた。

もしかしたら、これを意識するれば苦手意識が克服できるのではないか。

どうしても試したくて、通年釣りが出来る五十嵐川へ向かった。

 

 今日は無風でキャスティング練習日和。

河原には自生したハーブが繁茂していて歩くと良い香りが漂う。

水辺に向かう。

この川の水鳥は人に敏感なようで、まだだいぶ距離があるのに、対岸にいた白、黒、茶色のいろんな鳥が一斉に飛び立った。

 

 ロッドは14フィート。

460グレインのスカンジナビアンタイプのフローティングラインで試みる。

 

 先ずは、エアボーンアンカーで感覚を掴む。

14フィートのロッドで実釣する際の平均的な距離である35ヤードのラインをリールから引き出す。

これを基準に、ウォーターボーンアンカーでも同じように無理なく安定的にラインを出したい。

 

 今日のテーマは、水面に置くラインの位置と形。

それと、両腕の動き。

今まで全く意識していなかった事を実行してみる。

 

 あっさり、35ヤードが無理なく出る。

再現性が有る事も確認。

確かに今までとは違う。

ちょっと嬉しい。

 

でも、せっかく掴んだこの感覚は、来年になればすっかり忘れてしまうんだろうな。

ラインが変われば、また全然違うキャストになるしね。

フライキャスティングは難しい。

では。

 

 

厳しかった野反湖

10月11日(水) 野反湖

 

 片手で帽子を押さえながら斜面を下る。

今日は風が猛烈に強い。

この位置からでも湖面の白波が見えるくらいだ。

ため息。

 気温5度。強風が真正面から吹き付ける。

 岸は、打ち寄せた波の白で縁取られ、海かの如く大きな波音と水しぶきが上がる。

 真正面からの風を避けるため、いつもの場所を通過して湾曲した岸をだいぶ先まで歩いた。

ここまで来れば、風向きが少し左寄りになったかな。

 さてと、12’6’’のロッドからインタミラインを引き出す。

出したラインが風になびく。

飛距離はせいぜい20ヤード。

シュートしたラインが大きく風で流され、ラインがカーブして着水するから、リトリーブは何だか本流でスウィングの釣りをしている様だ。

 

 1時間経過。(9時)

カケアガリ付近で強い衝撃。

んっ。フライが突き出した岩にチップしたか?

ピックアップして見ると、3Xのティペットの先のフライが無くなっていた。

 

 30分経過。

風の切れ間のタイミングで沖に向かってキャスト。

5秒程 カウントダウン。

リトリーブの中盤、同じ様に強い衝撃。

この深度では根掛りするはずがない。

しかし、アワセを入れようとした時、頭を2回振られて、スーっ と軽くなった。

またフライが無くなっていた・・・

 

 以降、反応無し。

 

 午後は、展望台から見て右側の岸辺へ移動。

今度は右方向からの風になるけれど、自分が過酷な条件下で、どこまで出来るか試したい。

 午後も一向に風は弱まらない。

寒さで鼻の奥がツンツンする。

最近やっと秋を実感できるようになったと思ったら、野反湖はもう冬だな。

 

 午後5時キッカリまで投げ続けた。

全く反応無く終了。

ここまでやるモチベーションが何なのか自分でも解らない。

では、来年また来ます。

 

東北 八幡平の旅③

9月24日(日) 3日目 岩手山、綱張温泉

 

 たくさんの人々が動き出して騒がしくなる前にキャンプ場を出たい。

今朝は朝露で濡れていないので、撤収作業がスムースに進む。

7時前には荷物の積載を済ませることができた。

 

 最終日の出発地は八幡平。

下道では日暮れまでに絶対に帰れない距離だ。

このVストロームでは、いままで高速道路を長距離走った事がないけれど。今日は必然的に嫌になるほどの長距離を走る事になる。

新潟に着く頃にはへろへろになっているだろうな。

 

 昨夜、テントの中で高速道路に入る前に、少しでも寄れる場所がないか地図を広げて思案した。

八幡平から東北自動車道までの間で・・・。

その結果、「岩手山」と「小岩井農場」の周辺を通過して、盛岡ICで高速に乗ることにした。

 

 日曜日の朝は車が少なく、早々に岩手山が近くに見える所まで来た。

思っていたより、開けた のどかな地域だ。

 岩手山に登れる道路は無いようなので、できるだけ近くまで行ってみようと試みる。

 

 朝の木漏れ日の中、直線道路を登る。

この道路の終点まで行ってみたけれど、周りは木々に覆われていて、残念ながら良い眺望には出会えなかった。

 

 岩手山の山裾から離れ、この地域を巡る県道219号へ。

高度が上がり、高原の様相となって来たところで 綱張の森、キャンプ場、温泉施設が有った。

 

  優しい日差しが高原の木々の葉を輝かせる。

そよ風が森を揺らす。

風に乗って温泉のいい匂いがして来た。

 

 昨日はキャンプ場があまりにも混んでいて、風呂に入っていなかったしな・・・

この高原の爽快な雰囲気の中、目の前に温泉が有る。

これはもう、温泉に入らずにはいられないよ!

 

 9時の開館と同時に玄関の のれんをくぐった。

一番のりなので貸し切り状態だ。

白濁した硫黄泉が注がれた浴槽に木漏れ日が差し込む。

キラキラする湯を手ですくって存分に温泉の匂いを嗅いだ。

この温泉、私の中ではトップ3にランクイン!。

(私は温泉が好きで、コロナ前は年間40~50回 温泉に入ってました)

 

 ゆっくりはできなかったけれど、気分はもう最高!

これで、帰路の鋭気を養うことが出来たと思うことにする。

さあ、新潟へ帰ろう。

 

 葛根田川に沿って高原を下りる。

ほぼ平地になっているのに、すばらしい流れだ。

写真では分かり難いけれど、透明感のある青色をしている。

いつかこの川へ連泊でフライフィッシングに来ようと決めた。

(帰宅後 調べたら、魚は多いようです)

 盛岡ICから東北自動車道を南下して、郡山JCTから磐越自動車道へ。

新潟に入り、安田ICで高速を下り、いつもの阿賀野川の土手を下流に向かって走る。

なんとか日暮れまでに家に着くことができそうだ。

 

今回の軌跡。

 走行距離は、3日間で 1,109Kmでした。

 

 来年は、初夏に岩手の平庭高原、早池峰、遠野を巡りたいと思う。

では。