初めての渓

6月5日(日) 阿賀野川の支流

 

 最近、家から1.5時間圏内で、過去入った事の無い渓流を洗い出している。

フライを始めてから約40年、釣り場として名の知れた渓は一通り入っていると思うが、そこはどこもいろんな意味で荒れていて、今更積極的に行く気になれない。

なので、釣り場として無名で人の来ない渓流を探し当てたいと思っている。

まあ、「老後 容易に通える渓流探し」というところかな。

 

 いつもの通り阿賀野川の土手を走り、国道49号へ。

今日は、阿賀野川の支流で国道49号線から直ぐの渓だ。

阿賀野川と合流する下流域は、昔から通りすがりにしょっちゅう見てはいたが、流れが貧弱で上流域で釣りが成立するとは思えなかった。

しかし、最近 地図上で地形を見ていると もしかしたら と思えたのだ。

 

夏が近づき減水した 阿賀野川との合流付近は、やっぱり貧弱で川底は泥混じりだ。

だからいつも素通りしていたのだけれど今日は上流へ行ってみる。

水田や集落を通過し、林道を約5分も走ると流れは一変。

結構川幅が有り流れも瑞々しいい。

この流れは下の水田の用水として途中で取水されていたのだろう。

とにかく、上流部は予想以上の渓流だった。

これは期待できるぞ!

 渓相を横目で見ながら、取り敢えず林道の終点までいく事にした。

ほぼ舗装路で終点まで それほど時間は掛からなかった。

 

 終点は広場になっていた。

だがそこにはSUVとワゴン車が(ため息)。

SUVの方は、人が見当たらないがテーブルとイスが用意されていて、バックドアには脱いで間もないウエーダーが吊り下がっている。

やっぱりこの渓にも人が来るのか(残念)。

 

 広場でUターン。途中に有った砂防ダムまで引き返し、ここで車を停めた。

ここから15分程徒歩で下がり入渓してゆっくり釣り上がれば2時間くらいできるだろう。

まあ、試し釣りだ!

 川幅は広く開放的な渓だ。

これからの季節でもクモの巣で四苦八苦することも無いだろう。

魚が居てくれれば通える渓になる得る。

 

 入渓して二つ目のポイントで手のひらサイズの魚がが掛かった。

岩魚だ。

次のポイントで今度は山女魚。

 

 

 岩魚と山女魚が交互にテンポよく反応して来る。

 2時間釣り上がったところで、車を停めた砂防が見えて来た。

ここまでで、20センチ以上の岩魚3、山女魚3。

その他チビ多数であった。

(最大は24センチの岩魚)

 

 夏になる寸前の爽やかな渓。

この渓も秘密のパラダイスにはならなかったけれど、また来たいと思えるところでした。

次回は林道終点から釣り上がりたいと思う。