8月6日(金) 渓流
今日も猛暑日、清らかで冷たい水に浸かりたくなってきた。
あまり遠くなくて標高の高い渓となると あそこに行くしかない。
朝早く出掛けても どうせ先行者の後を追う釣りになるので、今日はいっそうの事 午後入渓してみよう。
10時に自宅を出る。
気温36℃。
車止めから徒歩約30分、汗だくとなる。
持って来た1リットルの水は、もう半分近く消費してしまった。
樹木の間から微かに残った残雪が見えた。
そろそろ川に入りたい。
1時30分入渓。
流れを前にして持って来た#3、7フィート6インチのパックロッドを継ぐ。
#12エルクヘアカディスに糸を通すために神経を集中している時、上流から降りて来る爽やかな風を感じる。
よし! 釣りを始めるか。
車止め付近では大量のアブに囲まれたが、渓には不思議と一匹もおらず、この暑さを除けばいい感じである。
やはり暑さのせいか、ここぞというポイントでも魚影が無い。
約2時間釣り上がってやっと一匹目の魚影がフラフラと浮上してきた。
しかし、合わせが早過ぎたらしくスッポ抜ける。
ここまで来たのだから何とか一匹は釣りたい。
さらに釣り上がるも全く反応無し。
4時を過ぎた辺りで何とか一匹の岩魚が出てくれた。
やはり岩魚も夏バテ?
あっさり寄って来た岩魚は痩せて細長く、体色が薄かった。
丁寧にリリース。
水筒の水もだいぶ減り、あとは帰り道の分しか残っていない。
これでは物足りないが、深追いは止めておこう。
川から上がるとそれまでの水の音が一機にセミの声に置き換わった。
帰りの林道にはアキアカネ(赤トンボ)がちらほら。
もうなんだか過ぎ去る夏が惜しい気分だ。