9月9日(木)~10日(金) 銀山湖、桧枝岐
毎年 欠かさず訪れている銀山湖、今年は未だ行けていなかった。
例年であれば解禁直後と もう1、2回行っているのだけれど、今年はタイミングが合わず今日が今年一回目となる。
いつもは日帰りなのだが今回はキャンプ泊で2日間トライすることにした。
今日は泊まりなので朝はいつも通りに起床してゆっくり出発。
長岡を過ぎたところでスーパーに寄る。
今晩のキャンプ飯のメニューは食材を見てから考えようと思っていた。
こんな考えでは料理が得意でない私が手際良く買い物が出来る訳がなく、結局このスーパーで一時間近くも時間を費やすハメになってしまった。
時計を見ると10時、「もうこんな時間か」ため息をついてスーパーを後にした。
奥只見シルバーライン(トンネル)を出て橋の上から北の又川の様子を覗き込む。
この時期としては水量も十分で、いつも通り透き通った流れだ。
岸辺に咲く白い花が発しているのか、ハーブの匂いを含んだ爽やかな風が吹いていた。
この流れはここから約1キロ下流で銀山湖へ流れ込み、そこが人気のポイントとなる。
早速そのポイントへ向かう。
!!!。 な、なんと、さっき見た澄んだ流れが泥濁りになっている。
車から降りて上流を見ると、約200m上でユンボが川の中を思いっきり浚っているではないか。
今日はキャンプ支度もして やっとここまで来たのにい~っ。(泣)
しばらくの間、ユンボの様子を見ながら思案した。
このまま帰る訳にはいかない。
今回はキャンプだけにして釣りは諦めざるおえない。
もし、夕方になってユンボが川から上がったら、ダメ元でイブニングだけロッドを振ろう。
取り敢えずキャンプ場に入場してテントを設営した。
ここのフリーサイトは貸し切り状態。
気ままに過ごせそうだ。まっ、キャンプだけでも楽しもう。(落ち込んだ気分がちょっと戻る)
3時、 設営と夕食の準備が全て終わった。
このキャンプ場に入場する際、今日の温泉受付は5時までと言われたので、あと2時間ある。
誰もいないこの広場でキャスティング練習でもしようか、それとも再度川の様子を見に行こうか。
となれば、やっぱり川の様子を見に行くことになる。
いつ頃ユンボが川から上がったか分からないが、ポイントは何事も無かったかのように澄んでいる。
勿論魚は何処かで避難していると思うが、陸でキャスティング練習するよりマシだ。
一応、ここでのスタンダードタックルでフライを流してみることにした。
ロッド振り始めて直ぐにチビ山女魚がフライに絡み付く。
へえ~、もう魚が戻ってきたのか? それともここで濁りに耐えていたのか?
いづれにしても魚の気配は有る。
チビ山女魚の当たりは無視しながら流れ切ったマーチブランをリトリーブしている時にズッシリとした重さを感じた。
まさか? ゆっくりロッドグリップを上流に向ける。
ロッドティップは動かない。
ロッドが大きく曲がり、徐々に波打つような引きが来た。
これはラッキー!
魚は北の又の流れに何度も潜るファイトを見せた。
53センチ。思ってもみなかった。これで今回の釣行は十分だと早々と思う。
まだ一時間あるので、フライはそのままで釣りを再開。
15mくらい下がった所でまた来た。
48センチ。
その後、今度は岩魚30センチ、27センチ。
チビ山女魚多数。
結局、何故だかいつもより良いんじゃないか。
もう少し時間はあるけれど、この塩焼きに丁度いいサイズの岩魚を一匹頂こう。
未だ大物の出る気配は有るけれど、岩魚を持ってキャンプ場に戻ることにした。
温泉に入っていよいよ岩魚の塩焼き。
↓ 焼き始め状態(美味そう)
↓ 焼き終え状態
泣! 野菜を切るのに気を取られて焼き過ぎた。
向こう側面は、ゴジラの表面の様に炭化してしまった。
こちら側の半面を食す。
夜中小雨が降るも、朝には雨は上がる。
今日も天気は良さそう。昨日に勝る釣果に期待。
キャンプを撤収して9時頃キャンプ場を出る。
! !!、またもポイントは泥濁り。
今度はポイントの直ぐ上流でユンボが忙しなく稼働している。
今度こそここでの釣りは絶望的となった。
今日はこれからどうする?
せっかく銀山湖にいるのだから、国道352号を福島方面に向かい銀山湖に注ぐ幾つかの有名な渓流を見てみよう。
幾つもの入り江、こんな景色が何回も繰り替えされる。
中の岐川の流れ出し。
恋の岐川を通過して只見川へ。
もし入渓地点に車を停められれば釣りをしようかと思ったけれど、流石 有名処、ことごとく駐車スペースには車が停っている。
車を停められないまま結局、尾瀬入口を通過して桧枝岐村まで来てしまった。
今日は昨日の虹鱒の余韻に浸りながらドライブ。ということで釣りは締める事にしようと思う。
今年も銀山湖に楽しませてもらったな。