諏訪・木曽・飛騨・有峰湖の旅①

8月1日(火) 仁科三湖、大町アルペンライン、龍神湖、安曇野穂高

 

 ちょっと早めの夏休み。

久し振りに2泊のロングツーリングに出る。

泊でのツーリングは一昨年の北海道以来か。

 

 今回は、猛暑と雷雨から逃れられない事は覚悟の上だ。

正に耐久ツーリングになると思う。

まあ、事故や転倒さえしなければ、バイクがいくら汚れても後で丁寧に磨いてやれば元に戻るから、それだけは気を付けて行こう!

 

 朝5時出発。

夜中に降った小雨で路面は半乾の状態。

所々の轍の水溜まりを避けながら海岸線を西に走る。

視界は悪くないけれど、薄曇りで波も無く、空と海の境のないコントラストに乏しい景色。

なんだか物足りないな。

 

 国道8号の道の駅「うみてらす名立」で休憩。

いつのまにか青空となり、ギラギラの日差しが照り付ける。

バックの中から冷水の入った1リットルのボトルを取り出して、外のペットボトルを再び満たした。

 

さあ、長野に向かう国道148号へ向かおう。

 

 長野県へ入り、小谷の辺りで国道を一時外れて姫川に架かる橋の上から川見。

 国道に戻り、仁科三湖の一つ青木湖へ。

 次はすぐ隣の中綱湖。

 このまま国道148号を走って諏訪湖で泊まるのが順当であるけれど、一日目の宿泊地は敢えて穂高にした。

それは、これまで走った事の無い木崎湖の裏側(県道325号)と大町アルペンライン、龍神湖(大町ダム)を巡るため。

 

 交通量の多い国道を外れ県道325号へ。

標高は1000mくらいであろうか、気温は一機に26℃となった。

やっと、自分だけのツーリングが始まった気がした。

 

 大町アルペンライン(県道45号)に入る。

この道路は黒部ダムに向かう行き止まりの道。

高原の様相。 爽快。

さすがに、黒部ダムに向かうトロリーバスの乗り口周辺は、平日にも関らず駐車場はほぼ満車。

そう、こういう場所は他人に任せて、私は人の気配のない所を散策するよ。

停車もせずに引き返し、途中の龍川へ。

 そして、龍神湖(大町ダム)。

 珍しい水色。「龍神」と云われる由縁があるのかな?

 

 遠くの雷鳴が徐々に近づいて来る。

本当はここでゆっくり休憩したいのだが・・・

スマホで雨雲をチェック。

今から穂高の宿に向かえば何とか雨雲から逃げられそうだ。

 

 国号148号とほぼ平行に走る県道306号で安曇野へ。

次に県道327号を登る。

脇を流れる糠川。

安曇野」ってこんな渓流をイメージするよね。

白い岩、サイダーの様な流れ。(手ですくって飲みたい!)

 

 急いで走って来たので、予定より早く午後3時に宿に到着。

部屋に入った瞬間、雷と共に大きな雨粒が窓の外のブナの葉を叩いた。

俺のVストロームは車庫に入っているから どんなに降っても安心だよ。

 

では、二日目に続く。