癒された秋のツーリング

10月2日(日) 東頸城広域農道 六夜山

 

 ここ数年間、新潟県柏崎市十日町市の山中を通る道路や川を探索している。

この地域は特に有名な観光地も無く、また他県へ遠征する際の幹線道路が通っているわけでもないので、新潟市に住む私にとっては今までほとんど用事が無かった地域だった。

しかし、シルクロードを手に入れて以来、近場(県内)の山道を求めて何度かこの地域に行くうちに、変化の富むこの地域をもっと知りたいと思うようになった。

最近のソロ日帰りツーリングは、この地域が一番多いかもしれない。

 

 今回は以前から地図上で目を付けていた東頸城広域農道と六夜山を初めて走る。

ピンク色でマークした道路。地図上ではただの農道(色の薄い道路)

 新潟市から海沿いを走り、柿崎から県道61号で国道253号へ。

国道253号は東に進む。

大平という所からこの広域農道が始まる。

 

(この写真は、入口からだいぶ入ってから入口の太平に振り返って撮ったものです)

 

 2車線で路面も綺麗な良い道路だ。

オンロードのスポーツバイクの方が楽しそうだ。

入口から軽快に走って間もなく目的の六夜山に到着した。

 

 頂上直下の小さな駐車場にバイクを停める。

 看板に「徒歩10分」と書かれている。

今日はVストロームで来ているので、Uターンで苦労するのも嫌だからジャケットを脱いで徒歩で行くことにした。

 

薄暗い杉林を抜けると、辺りが急に開けてツクツクボーシの声が聞こえる。

もう10月だというのに夏の日差し。

横の小さな棚田を見ながら山頂へ進む。

 

  山頂には小さなお地蔵さん? 仏さん? の石像が祀られていた。

 標高は411mしかないので、特段の眺望ではないが、開放感のある景色だった。


 バイクに戻り昼食とする。

全く往来が無いので、そのまま駐車場にシートを敷いて冷凍ラーメンを火にかけた。

 

結局約1時間、全く車の往来は無く至って平穏。

見上げる山頂上空に、見た事がない細長い翼の大きな猛禽類(灰色)が旋回している。

後で鳥名を調べるつもりでスマホを構えたが、もう姿は現してくれなかった。

 

  稲刈りの終わった棚田を幾つも見ながら路を進む。

平穏と満腹、そしてVストロームの3000rpmほどのVツインの音が心地良い。

最高の昼下がりのツーリングだ。

 

 路の終盤、「いっぷく公園」で一服。(コーヒーで)

 ああ、最高に気持ち良い晴路ツーリングだった。

また紅葉の時期に来てみるのが楽しみだ。