奇跡的な釣果


6月16日(火)下越の本流

 

 日曜日の大雨で川はリセットされ、いつものポイントには絶対デカイ魚入っているに違いない。今がチャンスだ!

今日は自宅勤務だが、午前中は会社から連絡が来ないと決めつける。

妻の出勤を何んにもない素振りで見送った後、そそくさと釣具を車に積み込み車を走らせる。

実釣1時間の勝負だ。

釣りに懸ける情熱(?)には自分でも呆れる。

 

 水位は予想通り かなり上昇した形跡があるが、今はほぼ平水。

だが、濁りがまだ残っている。

まあ、この濁りも大物の警戒心を和らげるはずだ。

ロッドは15フィート、570grスカジットボディーにシンクティップⅢ、1Xに#2サーモンフライで釣り開始。(どこまでもポジティブ思考)

 ランの後半、対岸のカケアガリでチップするような当たり。

大きさは不明だがもう一度キャスト。

今度は横風にラインが流される。

やっぱり根掛かりした。対岸の岸際で何かに引掛かった。

フライを回収するべくロッドを色んな角度にあおる。

最後はロッドティップをそっちに向けてランニングラインを直接引っ張る。

なんとかブレイクせずに引掛かった物が川底から抜けて流れ始めた。

やっぱり1Xは強い。これでフライをロスせずに済んだ・・・・・

 

 

 10日程前、エコー グラスロッド#4用に購入したOPSTのコマンドヘッド グルーブ(インターミディエート)225grとティップ60gr S2を実釣で使用した時の事。

今までショートヘッドのライトラインはあまり好ましいものがなかったのだが、このラインはとても気持ち良くキャスティングできる。

たぶん、ボディーのナイロンコーティングがとても柔らかいため、ループの制御がし易いからではないかと思う。

また、ボディーの約70%がインターミディエートで30%がフローティングとなっており、スウィング速度の制御もとてもやり易い。

これはかなり面白いラインだ。

使いたい場面が幾つも思いつく。

 調子に乗ってフルキャストを楽しんでいると、対岸の岸際で根掛かりしてしまった。

ティペットは3Xなので、フライの回収は諦めつつロッドを軽くあおる。

あっさりブレイク。

やっぱり、フライの回収ならず?

え! なんと、OPST レザーライン 30lb(モノコア ランニングライン)の方が切れている。

呆然、セットで¥12,000のラインが・・・

しばらく間、その場で回収する方法を真剣に考えたが、泳ぐしか方法がない状態。

真夏の減水期ならともかく今は自殺行為だ。

がっくりして釣行終了。

諦めきれず、翌日には同じ物を再注文してしまった。

 

 (話は変わり今日の釣行の続き)

 さすが1X強い、ブレイクせずに済んだ。

ラインを手繰りながら引掛かった物が見えてきた。

1.5mくらいの木の根だ。

手元に寄せて来ると、その木の根の先にフライラインの様なものが!

木の根を「バラさないように」慎重にランディング。

なんと! そのラインは!

奇跡的な釣果だ! ¥12,000!

10日前にロスした位置より15mほど下流でのヒット。

大雨増水はやはり効果絶大だ!

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回収したコマンドヘッド

 10日間、水流にさらされて劣化していると思ったが、水中は紫外線の影響が緩和されているのか ほとんど劣化は認められなかった。

信じられない。とても嬉しい・・・。

 

あっ! もうすぐ同じものが届く → ¥12,000。(笑、泣)