シルクロードで荒川上流の支流巡り

小国町 荒川上流の各支流

 荒川上流、石滝川、入手沢、折戸川、樋の沢川、金目川

 足駄山林道

 

先日雨天で中止した荒川上流の支流巡りを今日実行する。

午後からの天気が少し心配であるが、まあ、雨雲をこまめにチェックして濡れないように動こう。

先ずは鷹ノ巣温泉入り口で最初の休憩。 

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荒川峡の入り口、鷹ノ巣温泉の石碑

 荒川の上流は、ドライフライを一生懸命やっていた頃に何度も行っていたが、今や記憶が薄くなっている。

シルクロードが元気に動くうちに一度行ってどんな所だったか再認識しておくためのツーリングだ。

もちろん、いつでも川に入れる準備はしている。

 

 荒川本流を道なりに進み、上流を目指す。

舗装道路が砂利道になってからすぐに砂防ダムが有った。

全く記憶がなかったので、バイクを降りて見ることに。

かなり古い砂防ダムで、コンクリートの角が崩れていて怖い。

ふらふら歩いて何とか水際まで行って写真を撮る。

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真夏なら飛込みたくなるような水色

 今日は幾つもの支流を巡るつもりなので、あまりゆっくりもしていられない。

取り敢えず行ける所まで行って本流は終了。

 

 一旦、「白い森」キャンプ場と交流センターに寄って様子を見てから、石滝川とその支流の 入手沢へ。

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入手沢は手持ちの地図では「一手の沢」と記載されている石滝川の支流である。

上の写真の橋を渡ると入手沢方面、渡らずに直進すると石滝川の上流へ向かう。

ここが分岐点。

先ずは橋を渡り入手沢へ。

凄く荒れた林道を上流に向かう。車はほとんど入っていない感じだ。

渓相は段差が連続する源流の様相。

岩の一つ一つが大きく、角ばっている。

岩魚がたくさんいそうな雰囲がある沢だった。

 

  橋まで戻って今度は石滝川へ。

途中、いくつも道路を横断する用水路が有り、乗用車では困難な林道だ。

砂利と舗装が交互に続く林道を走る。

すると、地図上では未だ有るはずの林道が途切れる。

土砂崩れのためであろうか? だとするとだいぶ長い間、修復せずに放置されているのであろう。目の前に緑の壁が立ち塞がっている。

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林道終点の石滝川

写真の通り、魅力的な渓相。

川幅も程よく、ドライフライが楽しそう。

RV車を林道終点に停めて、ここから釣りがるイメージが湧く。

 

 ここで昼食の時間だが、なんだか雲行きが怪しい。

肝心の雨雲レーダーは圏外で使えない。

空を気にしつつ今後は折戸川とその支流 樋の沢川方面へ。

 こちらは水が少なく、水色、川底の状態も先の川とは異なりイマイチ。

道路が砂利になる前に探索を止めた。

 

 次は金目川。(かなめがわ)

荒川本流の出会いから終始幅広い舗装道路が川に沿って続く。

ここもかなり減水状態で、川底が黄色い。

いかにもウグイが群れていそうな流れである。

上流はあまり期待できそうにない。

道路は金目集落までとなっていて、その集落には一軒のそば屋が有った。

 

 こんな山奥にそば屋が有るとは。ここでやって行けるのは相当の売りがあるのだろうか。

昼食は後ろのバックに積んであるが、レトルトなので次の機会に消費するとして、衝動的にのれんをくぐった。

店内は広く、全ての窓が開放され小綺麗でいい感じだ。

壁には50センチ程の岩魚の剥製が掛けられている。

釣りやバイクでそばを食べる時は、根拠のない罪悪感(家族に対する?)から注文するのはいつもざるそばのみなのだが、メニューを見たら良心的な価格で思わず天ぷらも注文してしまった。

 笹の葉に載ったそばと天ぷら(山菜7種)が出てきた。

合計1,050円ですばらしい外観だ。

思わず娘のマネをして写真を撮ろうと思ったが、そんな柄ではないと止める。

やはり、そばの味は今まで感じたことのない風味で濃厚。うまかった。

 

いい気分で店を出ると空は一層黒くなっていた。

今日はこれで終了かな。

もしかしたら今日一番の発見はこれだったかもしれない。