3月8日(日) 下越の本流
今日は弱気だった。
というのは急に明日から九州出張となり、釣りを楽しむ気分ではなかったからだ。
でも、解禁2週目に穴を空ける訳にはいかない。
頭の中は仕事の事でいっぱいだけれど、少しでもロッドを振ろうと午後出発することにした。
気温13℃、絶対雪代が出ていると見込んで14フィート1本とリール1台だけ車に積み込む。
川は予想と大きく異なり先週より水が少ない。気分が高まらない。
いつもはフライ#6、ティペット2Xだが、ロスしてもいいような#10マラブーストリーマーを3Xに結ぶ。
結構奥までウエーディングして長いカケアガリの頭にロッドティップを持って行く。
カケアガリの尻から頭までラインを通すためだ。
今日はこのポイントだけ釣って帰ろうと思った。
リトリーブ中に一見川底の石にチップしたかの様な小さく「パツン」という感触。
私の経験上、これは岩魚のアタリであることが多い。
岩魚はこのアタリの後、必ずまた来る。
というか、大岩魚が1回でドスンとフッキングした経験がほとんど無い。
慎重に同じキャスティングを再現する。
やっぱり同じ位置で今度はドスンと来た。
合わせとは言えない程の速度でゆっくりロッドをあおり一旦止めて聞く。
魚が釣り針と気付いて頭を振ってロッドがグワン、グワン、グワンしなる。
岩魚だ!デカイ!
フックが外れないようにラインテンションを弱めようとした瞬間、ティペットが歯を擦る感触と共に重みがスーと抜けた。
3Xブレイク。(泣)
今日の失敗は、私の弱気のせいだ。
いつもなら2Xなのに~い。
5時を知らせる村内放送で今日はこれで切り上げだ。
来週は気持ち良く来れるといいな。