早春の虹鱒

3月7日(日)本流

 

 昨日 浸水した新品ウエダ―、家に帰って直ぐに布団乾燥機の温風ダクトを右足の方に突っ込んだ。

修理するにも先ずは乾燥しなければならない。

夜10時頃になってやっと乾いた。

穴は5mmも有る。

専用接着剤が無いので手持ちの3種類の接着剤を不要なネオプレーンの切れ端に塗布して接着テストをした。

テストは夜11時過ぎに強制終了して、その時点で一番良さそうな接着剤を選択する。

そこから修理。翌朝までに接着剤が乾燥してくれるだろうか?

 

 真っ先に昨日バラしたポイントへ。

昨日から一転、今日は快晴である。(気温0度)

でも、こんな快晴の日は大物が姿を現すことはほとんどない。

チャンスがあるとすればイブニングだな。

 

 接着剤が生乾きのままで川に立つ。

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  思っていた通り全く気配無し。

 

 夕方4時近くになって粘ったポイントから上がり、車に戻る途中で本流フライフィッシャーのGさんとばったり会った。

Gさんは今日が初日でこれから川に入るとの事。

昨年秋以来の再会なので、少し立ち話でもしたかったけれど、お互い夕暮れまでの時間が気になり各々の目的のポイントに分かれた。(Gさん今度はゆっくり話しましょう!)

 

 イブニングまでとっておいたポイントに到着。

もうすぐ4時半だ。

水量も少し落ちて透明度も上がったのでティペットを2X、フライを#4に落とす。

手前はスルーしていきなり核心部にフライとラインを放り込む。

もし、魚がフライを食わえて頭を振った時、昨日の様にバラさないように神経を集中してリトリーブする。

 

 10投目くらいのリトリーブ中盤に正にガツンと来た。

今日の魚は走る。

バッキングラインが出る。

この時、絶対魚を止めてはいけない。行くだけ行かせる。

10分くらいのファイトだっただろうか、本流の太く冷たい流れで磨かれた完璧な魚体をキャッチすることができた。

 

ロッドは14フィート。インタミボディ400gr+ティップはタイプ6 15’ 100gr

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  フライは定番のラビットゾンカー。

下顎を貫通する程ガッチリ掛かっていた。

ファイトで少し口を傷めてしまってゴメンよ。

秋まで生き残り、60オーバーになってまた俺のフライを喰ってくれ。

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