秋の湖、耐久フライフィッシング(日光 丸沼)

10月9日(金) 日光 丸沼

 

 ずいぶん前から10月は群馬県野反湖と丸沼に行っている。

毎年10月2週目の週末は、好天の可能性が高いため今年は野反湖へ2泊3日の釣りキャンプを予定していた。

しかし、今年はキャンプを予定すると天気が・・・

土曜日が台風の通過により大荒れの予想。

せっかく、会社のホワイトボードに金曜日 有給休暇を取る事をデカデカと書き、水曜日には既に準備は出来ているが・・・

 

 野反湖では今年どうしてもキャンプがしたいので、1泊でもいいから月末にもう一度計画することにして、金曜日は日帰りで日光丸沼へ行くことにした。

 高速道路の深夜割引を使うために午前3時50分に新潟西インターを通過。

(午前0時~4時までに入れば30%割引)

7時半に丸沼に到着する。

今日は過酷な釣りになることは覚悟している。

 

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↑ 霧で湖面が見えない。 う~ん 何処に入ろうか?

 

気温は6℃。 水温は判らないが水に浸っている股下の方が生温かい。

霧が湖面を走る。 笹の葉を叩く雨の音が短い周期で近づいては遠のく。

眼鏡が曇る。鼻水が垂れる・・・

時折霧が取れて対岸が見えた。

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 終始日が差すことは無く、本来鮮やかな色彩が楽しめる湖も暗い雰囲気。

前半戦は全くアタリ無しで車に戻る。

持参したレトルトを温めて昼食とする。

その後、ささやかな癒しの時間。コーヒータイム。

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 さあ、午後の部だ。

水から上がって未だ1時間経っていないが、再び装備を整える。

今度は慣れた場所入ってみよう。

 

 湖は交通費を大いに使って来るので、お金の無かった若い頃は「ここまで来たからには絶対結果を出したい!」という気持ちが過酷な状況に耐える釣りを覚えさせてくれたのは間違いない。

「こんな状況でも諦めないことが絶対 自分の経験値を上げるのだ。」などと撤収を選択をしないように自分に言い聞かせる。

午前中いた釣り人の姿はもうほとんど無い。

絶対何かしらの反応は有るはずだ。そのチャンスを逃さないぞ。

 

 依然、アタリ無しが続く。

4時、小刻みのリトリーブするラインに重みが。

根掛かりか? リトリーブ一回、二回、三回と徐々に重みが増してくる。

魚だ!

ロッドを立てると、一瞬で3xが切れた。

やっと来たか。残り1時間だ。何とかなるかな?

 

今日は魚もおとなしいようだ。

いつもなら、リトリーブ中に明確なアタリが来るけど、今日はその後もこんな感じのアタリだった。

ラインが重くなったら静かにロッドを立てる。

赤味のある魚体がジャンプ。

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 最初の魚が一番大きかったかな。(逃がした魚は大きい)

それでも、このサイズの虹鱒を合計3匹キャッチできた。

5時終了。雨も本降りになる。

一応面目が立ったかな? もう終わってもいいですか?

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来年もまた来るよ。