シルクロードで晩秋を楽しむ。

11月14日(土) 林道 赤岩線-箕輪線-新箕輪線

        阿賀野川、御番沢川、室谷川

 

  今日は今年最後のツーリングになるかもしれない。

長距離を走るのもよいが、近場でじっくり晩秋を楽しむのもいい。

どっちにしようか。

 

 いつものように阿賀野川の土手を走る。

今日は、安田付近から土手を降りて、河川敷を散策してみようっと。

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 こんな所に堰堤が有るとは知らなかった。

やっぱり走ってみるもんだ、自分にとっては収穫。

大きな魚が居るんじゃない?

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 土手を上がり、国道49号線へ。

通常であれば、40分程度で道の駅「阿賀の里」に着くのだけれど、今日は阿賀野川の散策で既に2時間経っている。

ちょっと焦る。

 

 津川手前の焼山トンネルを出ると直ぐに右折。

いきなり林道 赤岩線の起点だ。

国道49号線とは別世界。

路側は落ち葉が積もり、しっとり静まりかえっている。

この雰囲気がいい! ワクワクしてきた。

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 滑りやすい濡れた落ち葉に気を付けながら、急こう配をゆっくり走る。

だいぶ高度を上げたところで、箕輪線へ。

 

↓ 赤崎線と箕輪線の合流地点

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車の通った形跡が無い。ますますワクワクする。

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 箕輪線は箕輪山と大天狗山の頂を結び、尾根を走る気持ちの良い林道だ。

以前は砂利道で、XL200Rでも来た事があった。(30年くらい前)

その時はいかに早く走るかばかり考えていたので、景色の印象が全く無かった。

でも、このシルクロードを手に入れた年に この林道の存在思い出して来てみたのが一昨年前のこと。

 

 山頂付近は既に紅葉は終わっていて寒々しい。

遠うくの山は雪化粧。

大天狗山の山頂付近を通過して今度は新箕輪線に入り、上川村方面へ向かう。

 

↓新箕輪線の起点に有る案内板

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 ここからは、道が荒れていて乗用車では困難。

路肩が倒壊していたり 落石、倒木が多く、オフロードバイクならではの林道だ。

ここから上川村の室谷川まで核心部となる。

もし、ここでパンクしたり、エンストしたら大変なことになるだろう。

それに加え、今年は熊の被害も多いので、ワクワクより心配の方が少し上回ってきた。

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 今日のツーリングで最も高い場所に来た。

見えているのがカタガリ山(634m)の山頂。(たぶん)

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 小さな広場で昼食とする。

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もちろん貸し切り。ド真ん中にドカンと座る。

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仕上げのコーヒーとチョコレート。

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 昼食を済ませ、これからは御番沢川に沿って山を下りる。

 

 途中、こんなところに遺跡が・・・

縄文時代平安時代のものとか。

その時代でもこんな所まで来なくてはならなかったのかなぁ~(?)

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更に下ると名も無き滝が。

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 御番沢川、岩魚がいっぱい居そうな渓流。

砂防ダムが多いのが少し気になるが、枝沢が多く流れ込んでいて、魚を育むキャパシティが高い渓と思う。

一度は釣りをしてみたいね。

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 (↑ 同じ写真。削除の方法が分かりません)

 

 林道の終点。室谷川。

西日を浴びたススキが銀色に輝く。

暗くなる前に帰ろ。

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走行距離 140Km

消費燃料 4.5ℓ

(燃費 31.1Km/ℓ)

紅葉の渓を歩く

11月1日(日) 紅葉の渓

 

 今日はnoniさんに同行させてもらうことになった。

紅葉の渓、そして岩魚の観察をする。

 

 森に入ると黄色が眩しい。

森の中は密度が高くしっとりとした雰囲気の空気。 深呼吸・・・。

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 山は紅葉のピークだった。

 

 登山道から入渓場所を探るnoniさん。

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 川に降りてザックを下す。

向こうの山は既に雪化粧。 なんて清々しいのだろう。

noniさん、滑って落ちないでね。

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 しばらくの間、二手に分かれて魚影を探す。

持って来た防水カメラを いそうな場所に突っ込み手当たり次第にシャッターを押す。

水温は早春と同じくらいか、カメラを持つ腕が早々に赤くなってきた。

10枚くらい撮影しただろうか、もう限界。

何が写っているかも確認する余裕もなく撮影終了。

写真のチェックは家に帰ってからの楽しみにしよう。

大きな石の上で昼食とした。

 

 今回初めて水中撮影をしてみた。

こんな感じであった。(ここに生体は写っていません)

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んっ。 一枚だけ何か写っている?

左下の岩のすき間に頭を右に向けている?

白く縁取られた腹ビレは正しくそれではないか!

背ビレ、胸ビレもあるよね!

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こんな写真でも自分で撮れたことが少し嬉しい。

帰り道の橋の上からも。

写真中央の石の上に揺らめくものが!(画質悪くて何だか判らん!)

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 こんな程度の自然観察だったけれど、この時期の渓流は新鮮だった。

noniさん、今日は楽しませていただき ありがとうございました。

来年はロッドを持って来ましょう!

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シルクロードで秋の半日ツーリング

10月31日(土) 新発田市 真木山 新発田南部林道

 

 今日の午前の降水確率は10%のはずだが、夜明け頃から雨音がしはじめた。

家の玄関には福島方面に向かうための装備が詰まったツーリングバックを置いていたのだけれど、どうやら持ち出すことは出来ないだろう。

目覚まし時計のスイッチをOFFにしてまた布団を被った。

 

 午前中に家事を済ませ、昼食後 タンクにマグネット式のバックのみ貼り付けて出発。

紅葉には一週間早いと思いつつ、やっぱり林道が走りたくて新発田市の真木山に向かう。

途中、福島潟に寄り道。

渡り鳥達はどのくらい来ているのだろうか?

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 予想に反し、水辺は静かだった。

時々 小さいカモ類の鳴き声が聞こえるが、姿はまばら。

にぎやかになるのは もう少し寒くなってからのようだ。

 

 硫黄の匂いのする月岡温泉を通過して真木山を走る新発田南部林道起点へ。

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 ここは自宅から最も近く、約30Kmで来れる手軽な林道だ。

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↑ 写真では見えないが、眼下に内之倉ダム湖の青が微かに見えた。

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やっぱり、紅葉のピークはもう一週間後。

 

 林道をゆっくり走り抜け内之倉ダムの入り口近くに降りる。

ここからは加治川沿いに山から平野へ。

途中の開けた河原でコーヒータイム。

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この後は出来るだけ加治川に沿って散策しながら河口まで行ってみよう。

 

 途中の田んぼは大盛況。

ついに冬の風景に出会ってしまった。

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 かなり近い距離だけど人間は危害を与えない事が分かっているせいなのか、はたまた食事に夢中なのか全然逃げようとしない。

ただ一羽だけこっちを見ている。 あいつが私の監視役だな。

少しでも変な事をしたら皆に警戒信号を出す気だ。

大丈夫、何もしないよ。

そろそろ日が暮れるから俺は先に帰ります。

 

秋の湖、耐久フライフィッシング(野反湖)

10月27日(火) 群馬県 野反湖

 

 前回の日光 丸沼に続き秋の湖、2回目は野反湖だ。

本当はテント泊で2日間 湖で過ごしたかったのだけれど、10月下旬にもなると朝は氷点下になる事もあるので、本格的な冬装備を持ち合わせていない状況ではちょっと無理かな。

仕方がない、今回も例年通り日帰りで行こう。

 

 高速道路の深夜割引を使うため午前3時45分に新潟西インターを通過。

野反湖へは8時に到着。

もうこの時期になると、標高1,513mの野反湖の広葉樹は葉を落としている。

気温2℃。 無風のせいか身体にはそれほど寒さを感じない。

しかし、吸う空気はやはり冬の冷たさだ。

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ため息の出る程のすばらしい眺望。

例年より水位が低いようだ。湖畔の湖底がよく見える

早速支度を整え展望台下(写真の手前側)の湖畔へ。

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 晴天、ほぼ無風。

放射冷却で心身がキリッとする。

静寂の中 ロッドを振り始める。

これぞ野反湖の雰囲気だ。

 

 振り始めて3時間(11時半)、カリッと岩にチップしたかの様な感触。

水中に入れていたロッドティップを水面に出るくらいまで少し上げる。

何だ、やっぱり岩にチップしたのか。

再びティップを水中に入れてリトリーブを再開して3回目でガツンと来た。

結構いいサイズだ、手元のランニングラインが持っていかれる。

この魚は今日一番になるはずだ。

引きを十分楽しもう!

リールでやり取りをした後 魚が浮いてきた。

銀ピカのブルーバックレインボーだ。体高もあり重い。

 

 そろそろネットを出そうかとした時、背後から突然轟音が!

何だ!! 反射的に首が縮まり膝が曲がる。

その瞬間、双発の大型プロペラ機が2機 立て続けに湖に急降下、機体を大きく左右に振ってからダムの向こうの谷に消えて行った。

今のは何だ! たぶん自衛隊機と思うが、訓練なのか、それともパイロットがこの晴天で調子にのっていたのか、それにしても低空飛行だった。

我に返った時、持っていたロッドは軽くなっていた。

 

そうです、このバラシは飛行機のせいですよ!

午前部はこれで終了。

 

 昼食を済ませて午後の部。場所を移動する。

今度は最初の写真の右側の湖畔。

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笹原の中を歩き湖畔へ。

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 午後になって右前方からの向かい風。

キャスティングには一番辛い方向からの風だ。

湖畔で一番突き出ている場所に立ち込み、左横方向にキャストすることにした。

3時半、風が一層強まる。全く気配無し。切り上げる時間を考え始める。

今日のラインは終始インタミ。

キャストして10秒カウントダウン。ラインのたるみを取るために大きくリトリーブを2回してから更に5秒カウントダウン。そこから小刻みのリトリーブをするパターンだ。

 4時、ゴミが引っ掛かったと思いきや、付いていたのはレインボーの稚魚だった。

こんな小さなレインボーを釣ったのは過去記憶にない。

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4時半、終わりも近づき身体がこわばる。

これが最後の一投! と思いつつ、もう一投、もう一投・・・。

ラインが風にあおられる。

カウントダウンもそこそこに たるみを取るために大きくリトリーブ。

その時、フライがひったくられた。

完全に油断していた。

ラインを引っ掛けていた右手中指からラインが外れ、そのままロッドを立てたが合わせが効いていない。

2、3回 頭を振った感触を残し軽くなる。

 

 4時40分。これで今日は終了。

結局、釣果はミニマムレインボー一匹でした。

 

今年の野反湖を目に焼き付ける。

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秋の湖、耐久フライフィッシング(日光 丸沼)

10月9日(金) 日光 丸沼

 

 ずいぶん前から10月は群馬県野反湖と丸沼に行っている。

毎年10月2週目の週末は、好天の可能性が高いため今年は野反湖へ2泊3日の釣りキャンプを予定していた。

しかし、今年はキャンプを予定すると天気が・・・

土曜日が台風の通過により大荒れの予想。

せっかく、会社のホワイトボードに金曜日 有給休暇を取る事をデカデカと書き、水曜日には既に準備は出来ているが・・・

 

 野反湖では今年どうしてもキャンプがしたいので、1泊でもいいから月末にもう一度計画することにして、金曜日は日帰りで日光丸沼へ行くことにした。

 高速道路の深夜割引を使うために午前3時50分に新潟西インターを通過。

(午前0時~4時までに入れば30%割引)

7時半に丸沼に到着する。

今日は過酷な釣りになることは覚悟している。

 

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↑ 霧で湖面が見えない。 う~ん 何処に入ろうか?

 

気温は6℃。 水温は判らないが水に浸っている股下の方が生温かい。

霧が湖面を走る。 笹の葉を叩く雨の音が短い周期で近づいては遠のく。

眼鏡が曇る。鼻水が垂れる・・・

時折霧が取れて対岸が見えた。

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 終始日が差すことは無く、本来鮮やかな色彩が楽しめる湖も暗い雰囲気。

前半戦は全くアタリ無しで車に戻る。

持参したレトルトを温めて昼食とする。

その後、ささやかな癒しの時間。コーヒータイム。

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 さあ、午後の部だ。

水から上がって未だ1時間経っていないが、再び装備を整える。

今度は慣れた場所入ってみよう。

 

 湖は交通費を大いに使って来るので、お金の無かった若い頃は「ここまで来たからには絶対結果を出したい!」という気持ちが過酷な状況に耐える釣りを覚えさせてくれたのは間違いない。

「こんな状況でも諦めないことが絶対 自分の経験値を上げるのだ。」などと撤収を選択をしないように自分に言い聞かせる。

午前中いた釣り人の姿はもうほとんど無い。

絶対何かしらの反応は有るはずだ。そのチャンスを逃さないぞ。

 

 依然、アタリ無しが続く。

4時、小刻みのリトリーブするラインに重みが。

根掛かりか? リトリーブ一回、二回、三回と徐々に重みが増してくる。

魚だ!

ロッドを立てると、一瞬で3xが切れた。

やっと来たか。残り1時間だ。何とかなるかな?

 

今日は魚もおとなしいようだ。

いつもなら、リトリーブ中に明確なアタリが来るけど、今日はその後もこんな感じのアタリだった。

ラインが重くなったら静かにロッドを立てる。

赤味のある魚体がジャンプ。

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 最初の魚が一番大きかったかな。(逃がした魚は大きい)

それでも、このサイズの虹鱒を合計3匹キャッチできた。

5時終了。雨も本降りになる。

一応面目が立ったかな? もう終わってもいいですか?

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来年もまた来るよ。

シルクロードで秋の山郷巡り

10月3日(土) 馬取川林道、富士山(西会津町)、緑資源幹線林道(飯豊・桧枝岐線)

 

 一般河川は禁漁となり、今度はシルクロードの出番だ。

相変わらず週末は忙しくて嬉しい。

紅葉には未だ早いが、山郷の空気はしっとり且つひんやりしていて いかにも秋だ。

結構 厚着したつもりなのだが、山に入ったらバックの中のウインドブレーカーを引っ張り出さなきゃいけないな。

 

 新潟市内からいつもの阿賀野川の土手を走り国道49号へ。

津川町から国道459号に入る。

国道459号は途中工事で通行止めなので、鹿瀬大橋からう回路で峠を越え、再び国道459号に戻る。

 

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阿賀野川鹿瀬大橋

 

 今回のツーリングの目的は、近場でありながら私的には未知の渓や林道を見ること。

新潟県福島県の県境付近で今まで行ったことのない道を走る。

 

先ずは県境に位置する豊実から馬取川を目指す。

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f:id:kazemoriharumiti:20201003194521j:plain 馬取川の隣を流れる実川は過去何度か行っていたが、この馬取川は今までノーチェックだった。というのも、地図上では実川と比べて見劣りするし、釣り情報に限らずこの川の名前が話題になるような事がなかったからだ。

 

 国道459号から馬取川沿いの舗装道路へ。

いきなり、フライフィッシングに良さそうな流れだ。

田んぼや農家が点在する山間を流れ、川幅、水量もまずまず。何よりボサ川でない。

道沿いのいくつかの集落を過ぎると幾分 源流っぽくなってきた。

f:id:kazemoriharumiti:20201003194541j:plain ↑ 舗装道路からの分岐点

 

 砂利の林道はかなり荒れている。

片側の轍が雨水のせいで深さ20cm以上もの溝となり乗用車では無理。

それからは、車の入った形跡が薄くなる。渓も一層源流の様相となってきた。

腰丈ほどある雑草をかき分けながらシルクロードが進む。

車の入った形跡はほぼ無くなった所でゲートでストップ。

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↑  上流部のゲート下の流れ。

 

 上流部は川幅、水量がだいぶ減ったが、全体としては今まで知らなかったのが不思議なくらい魅力有る川だ。

何かの理由で魚が居ないのか?

絶対、来年はロッドを持って来ると決めた。

 

 一旦、林道の分岐点まで戻り本線へ。

名もなき沢を散策。

こんな道幅はバイクし通れません!

何のための道かな?

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 一旦この渓を降りて今度は以前から気になっていた「富士山 標高508.8m」を目指す。

途中、笹川沿いに咲くコスモスが気分を和ませる。

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富士山登山口に到着。

全く人気も無いし、車も来ない。

登山客用の駐車場を貸し切りでランチ。

これで長年気になっていた「富士山」に来たぞ!

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富士山を通過し、喜多方面へ下る。

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↑ 花が終わった蕎麦畑。その向こうにはススキ。

 

う~ん。秋だなぁ。  しばし見惚れる。

今度は会津坂下から始まる 緑資源幹線林道(飯豊・桧枝岐線)へ。

ここも以前から気になっていたものの、走る機会がなかった林道だ。

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 行ってびっくり、ばっちり2車線のいい舗装道路だ。

こりゃ、大型バイクの方で来たら面白そうだ。

所々少し小砂利が浮いていたりもするが、注意して走れば程よいカーブとアップダウンが楽しい道路。

やっぱり、来て見なきゃ判らない。未だ知らない処がいっぱい有るぜ!

つい、アクセルが大きく開き、エンジンが高鳴る。

 

 夕方4時、路はまだまだ続くが日は傾き気温がグッと下がる。

今日はこの辺で新潟へ進路を戻そう。

 

走行距離 275km

消費燃料 6.8ℓ

(40.4km/ℓ)

 

 

 

今シーズン最後の週末

9月27日(日) いつもの本流

 

 早いもので今シーズン最後の週末が来た。

ここまで来ると、いつもは前夜から気になる天気が もうどうでもよくなる。

今朝、新聞一面の天気予報だけ見て午後は雨か と知る。

 

今日も いつもと同じ様に川に向かい、何処にいるかも解らない幻の魚を追いかけて最後は静かに終わるのだ。

 

 今は日が差しているが午後は雨雲が来る。

雨具をバックに押し込んで川へ向かう。

途中の川原に薄ピンクの花が雨に打たれてうな垂れていた。

そこに普段なら俊敏で決して人を近づけないオレンジ色の蝶が一つ。

近寄ってもじっとしている。

もう元気に飛び回る体力が残っていないのだろう。

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 川は物足りないほど静かな流れ。

いつものようにロッドは14フィート。

ロールキャストで手前からサーモンフックのウエットをスウィングさせて行く。

こんな状況で14フィートでサーモンフックとは自分でも少しおかしい。

釣れる可能性があるのか? と問われたら ほぼ無い ⤵ 。

でもいいのです。私は幻を追いかけているのだから。

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 場所を移して2時間経った。

そろそろ降り出す頃だ。

今日はタープを張ってゆっくり昼食を作り、今シーズンの反省でもするかな。

 昼食中に降り出した雨は激しさを増し夕方まで続く。

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 いつも最終週はやっきになって駆けずり回っていたけれど、こんな終わり方も悪くないと思えた最後の日曜日であった。

 

幻の魚達。

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