初乗り

4月22日(月) 加茂川、五十嵐川

 

 解禁当初から同じタックルで ずっと本流通いをしていた。

気が付けば、桜は終わり 野はとっくに春真っ只中だ。

この辺で、ヘビータックルでの本流ステージは区切りを付けなければならない。

なので今日は、Vストロームで今シーズン初のツーリングをすることにした。

 

 Vストロームは乗り始めて丸3年が過ぎ、4年目となる。

走行距離は18,000km。

つい先日、車検から戻って来たばかりの状態だ。

何か状態に変化はあるかな。

 

 今回の車検では、追加整備としてシフトペダルのラバーゴム交換とスパークプラグ交換を行った。

(スパークプラグは、2気筒ながら4本も有る)

そのせいなのか? 或いは今吹いている追い風のせいなのか? どちらのせいか分からないが、いづれにしろエンジンがすこぶる快調。

前からこんな軽快に加速していたっけ?

 

 春のなると私は何故かこの方面に向かいたくなる。

五泉市を通過し、山間部の集落や田畑、小川を見ながら加茂川、五十嵐川へ。

 

この里山の感じに癒される。

近くのプールを観察。

何かライズしていないかな。

 ちょっと上流へ。

大木の芽吹きが目を引く。

 終点の貯水池。

 以前もここでシルクロードの写真を撮ってブログにアップした事があったと想い返す。

 

 加茂川を離れ、次は五十嵐川へ。

八木鼻をバックに。

 来週はもうゴールデンウイークだよ。

やばいよ!やばいよ!

やりたい事がいっぱい有るのに、何も準備が出来ていません。

 

では。

桜吹雪の中で

4月17日(水) 本流

 

 車のドアを開けて外に出たら春風に桜の香りを感じた。

今日は花粉と黄砂が酷いから、本当はマスクを着けたいけれど、それよりこの春の香りを吸い込むことが今は大事だ。

スウ~ ハア~

 

 今までモノトーンだった野は一気に彩った。

スイセンの黄。

桜のピンク。

白(名前が分らない)

スミレの紫

 

こんな急に艶やかになれると、私の季節感が追い付いていけないよ。

 

  昨日の雨で散った桜がピンクのジュータンを作っていた。

誰も歩いていない土手の道。

ちょっと得した気分。

桜吹雪の中、ポイントに向かう。

 いつものタックルと、いつものフライで一匹。

春を満喫できた一日でした。

 

では。

再び来てくれた虹鱒

3月25日(月) 本流

 

 いつもは左岸に立つこのポイント、いつか右岸から狙ってみたいと思っていた。

この右岸、水量があると立ち込めないし、ベストシーズンは酷い茨と藪で近寄れる状態ではなかったのだ。

 

 雪が消えて間もない河畔林、今なら土手から水際まで阻むものは無い。

ヨシ!今日が右岸に入るタイミングだ。

 せっかくここまで来たので、フライを丁寧に操る。

ダウンクロスにキャストして、スウィングで手前側のブッシュ下のカケアガリを狙う。

25ヤードほどラインを出して、小さく一歩づつ下る。

 

ドスッ!

ゴンゴン

アレ?

頭を2回振られて逃げられてしまった。

 

 いつもの場所で昼休み。

さっきの魚が諦めきれない。

夕方もう一度同じ場所で狙う事にした。

 

ヨッシャ!

今度はしっかりフッキングした。

 

再び来てくれてありがとう!

では。

 

嵐の後の虹鱒

3月14日(木) 本流

 

 今シーズン3回目の釣行。

朝のラッシュの中、車をノロノロと走らせる。

今日は先を急ぐ気も無く、ただロッドを携えてフィールドに立てれば良いと思っている。

(ちょっと仕事疲れ)

 

 雪が消えてからだいぶ経っているけれど、このところの低温でフキノトウは出始めたばかり。

ふっくらして美味しそうだ。

 午前の部は何も無し。

水量はそこそこあるけれど、ちょっと澄み過ぎているみたいだね。

今日は昼頃に雷雲が通過するから、少し早めに川から上がって荒れる前にタープを張るとするか。

 これで、雷雲をやり過ごせるだろうか。

少し早めの昼休みにしよう。

 

 雷雲が来た。

辺りは暗くなり、周辺の視界が無くなる。

強風がタープを揺らす。

吹き飛ぶギリギリのところで何とか持ちこたえている状況だけれど、今日は何だか危機感が薄い自分がいる。

今度は大粒のアラレがタープを叩き始め、大嵐の状態となった。

 

 嵐は1時間程続いた。

少し明るくなって来た。

タープが吹き飛ぶ心配が無くなったところでコーヒーを淹れる。

 

さてと、タープを撤収して午後の部を始めよう。

若干の濁りが入っていい感じになった。

ロッドは14フィート、400グレインのインタミボディーに100グレインS3、15フィートのティップ。ティペットは1Xでその先はラビットゾンカー。(ド定番のタックルです)

 

 追い風に乗せて約35ヤードを軽い力でキャストして、余った5ヤードを送り込む。

ラインにテンションが掛かり始める。

フライは水深1~1.2mくらいをゆっくりスウィングしているイメージ。

小さくリトリーブ2回。

ドスン!

 

 あまり大きくないけれど、今シーズン初のアタリだ。

このブログでは例年バラシネタから始まる事が多いような気がするので、ちょっと慎重にやり取りをする。

 さすがにこの時期の魚は綺麗だ。

では。

慌ただしい解禁日

3月1日(金) 本流

 

 解禁日は一応 朝から川に入りたい。

普段より少し早く家を出た。

例年であれば1mは有る雪が今年は全く無く、すんなり いつものポイントに入ることが出来た。

 

 真っ先に膨らむこのポイントのネコヤナギのツボミは、まだ以外と小さく硬い状態だった。

 最初のポイントは反応無し。

次のポイントへ向かう。

途中の水溜まりにカエルの卵を見つけた。

今の気温は3℃だけれど、やっぱり春は来ているんだな。

 小雨で霞む流れが寒々しい。

 小さなポイントを4つほど探ったけど反応無し。

まあ、解禁日はこんなもんだよ。

 

 川から上がり、昼食を摂っている最中に携帯が鳴った。

嫌な予感。

 

 やっぱりな。仕事の呼び出しだ。

今日はめいっぱいロッドを振ろうと思っていたのに(泣)

履いていたウエーダーを脱いで、濡れたタックルをそのままケースに突っ込んだ。

 

 15:40 仕事から解放。

日暮れまであと1時間半。

ここから川まで約40分。今から戻れば一か所くらいは流せるはずだ。

駐車場の出口で、家と逆方向にウインカーを出してしまった。

 

 16:20 再び川に到着。

急いで支度をして川に入った。

 

 ラインを出し切る前に今度は雷鳴が聞こえた。

いつの間にかドス黒い雨雲が迫って来ている。

えっ! せっかく戻って来たのに~!!

ラインを急いで巻き取り車に戻った。

 

あ~あ、慌ただしい解禁日だったな。

 では。

本流へ川見

2月13日(火) 本流へ川見

 

 朝から日差しが降り注ぐ。

まだ春は来ていないはずなのに何だか気がはやる。

 

 冬眠していたシルクロードを久し振りに外に出し、たっぷり充填されたバッテリーを装着する。

さてと、エンジンが掛かるかな。

先ず、ギヤを3速に入れて手動でリアタイヤを回す。

この作業は、ピストンの油膜を復帰させる事と、ガソリンを呼び込む事を目的としている。(シルクロードはキックペダルが無いのです)

 

 ピストンを5往復程させると、硬かったリヤタイヤが少し軽くなった。

そろそろスターターモーターを回してみよう。

1回目のトライでは掛からなかったけれど、2回目でエンジン始動!

無事に目覚めてくれたね。

良かった。良かった

 

 午後はホームの本流へ川見に出掛ける。

少雪であることは承知していたけれど、思っていたよりずいぶん積雪が少ない。

青空と相まって、3月下旬と思える景色が広がっていた。

 白銀が眩しい。

 水辺に近づくと私に驚いた水鳥達が一斉に飛び立ち、上空を旋回。

騒がしてゴメンなさいね。

 約2時間、ポイントの川底の様子を見て回った。

今年初めての川見。

やっぱり、野山にいるだけで心身が浄化される。

 陽だまりの小魚達も嬉しそうだった。

では。

元旦の作業

1月1日(月) 元旦の作業

 

 私の正月休みは、大晦日と元旦の2日間。

普段と変わらない休日です。

何の用事もない元旦、作業部屋に潜り込み、ラジカセのカセットテープを回す。

 

 ラビットゾンカーは目標の35本を巻き終えた。

次は何を補充しようか。

本流用のフライボックスを開いてみる。

フェザーウイングのストリーマーのボックスの中身が少し寂しい。

最近定番となっているフェザーウイングの小さなストリーマーを巻くとにしよう。

 

 先ずはフェザーの下ごしらえ。

取り敢えず、5本分を用意。

バイスを作業机の中央に置いたところで、フックの本数が足りない事に気が付いた。

あ~あっ。せっかく巻く気になっていたのに。

巻くのはフックを購入してからだ。

 

kazemoriharumiti.hatenablog.com

 

 せっかくその気になっていたので、試しにフックサイズを1番手落とした更に小さなストリーマーを1本だけ巻いてみた。

(遊びで)

 

さてと、今度は何をしようか。

滅多に開けないサイドボードを上から順に引き出して見る。

そういえば、歳をとってフライが出来なくなったらやろう と思って買っておいた物を見つけた。

 

 タナゴ用の仕掛け。

 

 私の釣りの原点は、子供の頃、母親の実家(農家)の近くの用水路から始まった。

夏休みは2週間くらい泊まり込み、毎朝ミミズを掘っては確か300円程だった2本継の竹竿とバケツを持って用水路に通う。

その流れは自然豊かで、小鮒、タナゴ各種、ハヤ、モロコ、オイカワ等の色んな小魚や水生生物が捕れ、観察したりそれを飼育する事が楽しかった。

バイクに乗れるようになってからは、渓流がメインとなったけれど、いつか老いて足腰が弱くなったら原点回帰かな とず~っと思っている。

 この仕掛けは、その時が来た時のお手本にしようと思い、15年程前にわざわざ東京 巣鴨の老舗 釣具店まで行って購入していたもの。

全て手作りで、とても繊細。

 

 そういえば、小学5年生の時に買った水箱と、地元の釣具店の翁からタダで譲ってもらった竹竿も有るはずだ。

 

 あった、あった。

竹竿は乾拭きしたら艶が戻って来た。

水箱は小学生が無造作に塗装してしまっているので見た目が悪い。

 

よし、今日は釣りの原点を思い出しながら水箱の塗膜を剥がす作業をしよう。

 

 サンドペーパーで箱の表面を擦る。

こんな感じになりました。

 いつかこれを持って出掛ける時が来るのだろうか。

その時はどんな塗装をしようかな。 漆が良いのか?

 想いが膨らむ。 

一生釣りをすることになりそうだ。

では。